涼を招く、夏の「しつらえ」

我が家では6月になると、家の中の建具や敷物を冬用から夏用に替えます。

座布団カバーや暖簾、ラグや布団カバーまで、すべて夏仕様にします。

私はこれを「模様替え」と呼んでいますが、
「しつらえ替え」と言う人もいるようです。

蒸し暑い日本の夏を少しでも快適に過ごすために、昔から人々はさまざまな工夫をしてきました。

絽（ろ）の着物や竹の建具、風鈴など、麻や竹といった自然素材を活かすだけでなく、目や耳など五感で感じる“涼”にあふれています。

そんな日本ならではの夏を快適に過ごすための、目にも涼やかな寛具をご紹介します。

京都の熟練職人の技で表現した、見事な色彩の麻暖簾です。
光や風をやさしく通し、空間をやわらかに彩ります。

引き染めとは、刷毛を使って布に染料を均一またはぼかしで染める技法です。
染料の量や刷毛の使い方には熟練の技が必要で、職人の経験がものをいいます。
一枚ずつ丁寧にぼかしを表現して染められた本麻は、同じものが二つとない、職人技ならではの趣があります。

くつろぎ時間をさらに快適にしてくれるのが「ごろ寝敷ふとん」。
手織りの麻素材で、さらっと心地よい肌ざわり。
夏のひとときを、爽やかに楽しんでみませんか？

涼しげな色の麻の座布団カバーを取り入れるだけで、お部屋が一気に夏仕様に変わります。
麻は吸水性や速乾性に優れた素材だから、汗をかきやすい夏にも気持ちよく使えます。

シングルサイズよりコンパクトな掛けふとん「八分の五夏ふとん（120×160cm）」

「お腹だけ冷やしたくない」
「もっと小さいサイズが欲しい」
そんな声から生まれました。

心地よいくつろぎで、夏の疲れをやさしくリセットしませんか？

板締め絞りとは、布を屏風のように折りたたみ、板で挟んで糸で縛り、染料に浸して染める技法です。
すべて手作業で行うため、同じ柄は二つとなく、一枚一枚が味わい深く、上品な色合いに仕上がります。

涼感たっぷりのカラーと素材で仕立てた「おじゃみ」
シルクの繊細な光沢が美しい。
京都・西陣織で織り上げた、洛中高岡屋だけのオリジナルグラデーション生地。
和の空間に、凛とした存在感をプラスしてくれます。

この夏は、おじゃみと一緒に。
心うるおう、涼やかなくつろぎ時間を！

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